BLOG

【コーチングコラム】こぼしたお茶から学ぶ② 事実承認は波及する

先日、弊社のスタッフの5歳のお子さんが
お茶をこぼしたときのお話をご紹介しました。
↓ ↓
『こぼしたお茶から学ぶ 部下や子どものやる気を引き出すコーチング』

あれ以来、スタッフは
小さなことを拾い上げて
毎日コツコツと事実承認を
お子さんに
掛けていたそうです。

そして、ある日、
またお子さんがお茶をこぼしてしまいました。
慌ててお茶を拭いている子どもに対して
「拭いてくれてるんだね」
事実承認で声を掛けたそうです。

すると、それを聞いていた
8歳のお姉ちゃんが一緒になって
お茶を拭いてくれたようで、
スタッフは大変驚いたそうです!

 

人は誰しも
周りの人からほめられたい、
認められたい、
と願う承認欲求を持っています。
これは人間にとって
食欲や睡眠欲と同じようなもので、
程度の差はありますが、
基本的な欲求の一つなんです。

 

最近の若者、特にZ世代は
SNS世代とも呼ばれ、
幼少期からSNSをコミュニケーション
のツールとして活用してきたので
「いいね!」(承認)を欲しがる
傾向がとても強いです。

さらに、Z世代は、
社会的な貢献や自己実現を
追求する傾向があるので、
自分の働いている組織が
社会的に意義のある存在で
あることを重視します。

Z世代に対して、
「いいね!」の声を掛けてあげることで
「自分はいい職場にいるんだ」
「いい組織で働けているんだ」
という意識を高めることできます。
さらにその組織の中で働けているということが
「自分が人や社会の役に立っている」
という社会貢献や自己実現の意識、
さらにはモチベーションの向上
にもつながる
んです。

 

日ごろから事実承認を
使い続けていたおかげで、
8歳のお子さんも
「私も誰かの役に立ちたい」
「役に立って認められたい」
という意識から、
「一緒にお茶を拭く」
という良い行動に波及したんですね。

 

さあ、あなたも今日から
もっともっと事実承認を使ってください!
小さなことでもいいから、
毎日使い続けることがポイントです!
成果が現れたときには
ぜひ教えてくださいね!

 

絶対大丈夫
野津浩嗣

 

TOP