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【ICCレポート vol.11】99期5回目「コーチングフロー、エバリュエーション」

ICCコーチ養成スクール校長の野津です。
ICFはコーチングセッションの標準フローを定めています。ICCではそのフローに沿ったコーチングができるようトレーニングを重ねます。先日の講座ではICFのフロー、その中でもエバリュエーション(評価)について、更に学びを深めました。

エバリュエーションとは

エバリュエーションはコーチングにおいて非常に重要な要素です。
コーチングセッションでは、クライアントがセッション開始時に設定した目的やゴールが達成されたかどうかを評価します。国際コーチング連盟の基準に従い、セッションの始めに設定された評価基準に基づいて、終了時に成果を振り返ります。
これは、セッションの成功を測る「真実の瞬間」と言えます。

20年前の経験からの気づき

コーチの役割は、単に話を聞くだけではなく、クライアントが目標に向かって進むためのサポートを行うことです。これを私の経験からも確信しています。

20年前、私のコーチング事業は順調に進んでいました。様々な業界から関心を集め、多くのコーチングや研修の依頼がありました。ある日、経営者の方からの突然のコーチング依頼がありました。その方は非常に勉強熱心で、会社を成功させたいという強い願いがありました。私の講演会を聞き、コーチングに興味を持ったそうです。
セッションは対面で行い、終了後には「気づきが得られた」「次の行動が明確になった」といった肯定的なフィードバックをいただきました。しかし時には、「料金が高い」「価格に見合う価値がない」との評価もありました。とてもシビアな経営者目線の意見でした。これはコーチングの価値がまだ広く認知されていなかった時代の反映でした。

この経験は、私がコーチとしての準備、トレーニング、自己基盤の充実にさらに注力するきっかけとなりました。クライアントからの評価は、コーチングの質を高め、価値を認識させる重要な要素であることを改めて実感したのです。

コーチは、エバリュエーション(評価)を疎かにしてはいけないのです!!

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