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【ICCレポート vol.9】98期8回目1日目「達成心理学」

ICCコーチ養成スクール校長の野津です。
この日は、ICCのオリジナルメソッドである「GRIT Coaching」のベースとなる達成心理学を1日かけて学びました。

ICCでは目標達成確率を上げるために、「GRIT Coaching」を取り入れています。
今日は目標達成確率をあげるため

  1. 目標の高さ
  2. 目標設定時に注意すること

の2点について解説します。

目標の高さ

目標達成確率をあげるためには、高い目標がお勧めです!

目標を高く設定するか、それとも控えめな目標が良いかについては、意見が分かれることがありますが、ここでは高い目標設定の利点に焦点を当てます。

低い目標を設定する傾向があるのは、高い目標を掲げると時折逆風に晒されるからです。周囲からは「無理だ」と否定されたり、「今までの方法が間違っていたのか」という抵抗感や、「目標を達成できなかったらどうするのか」という防御的な意見が出ることが予想されます。
また、「失敗したら信頼を失い、評価も下がる」と自己制限する心理も働きます。手の届く範囲の目標に留まると、視野が狭くなり、成長の機会を見逃すリスクがあります。

しかし、高い目標を設定すると、従来の改善や努力だけでは足りず、発想を根本から変える必要が出てきます。これが最大の利点です。コーチはクライアントの目標設定に新たな視点をもたらし、パフォーマンス向上に貢献できます。時にはクライアントが驚くような、挑戦的な目標を提案する価値があります。英語で言う「unreasonable(限界を超えた)」や「controversial(議論を呼ぶ)」といったレベルの目標です。クライアントの潜在能力を信じ、大きな挑戦を促しましょう。
このような提案は、コーチとクライアントの双方のコミットメントにつながります。高い目標を共有することで、視野が広がり、新たなアイデアやクリエイティブな解決策が生まれる可能性が高まります。

目標設定時に注意すること

目標を達成するためには、重要なタスクにフォーカスし、それらに優先順位を付けることが不可欠です。重要なのは「やりたいこと」と「実際にできること」の間のバランスを見つけることです。最適な優先順位を選ぶことが目標達成への鍵となります。場合によっては、複数のタスクに対して優先順位を設定し、それぞれのメリットとデメリットを比較検討し、全体的な優先順位を決定します。

さらに重要なのは、目標達成のために「やらないこと」を明確にすることです。優先順位を決めていく過程で、意識せずに重要でないタスクや避けるべきタスクにも順位を付けてしまうことがあります。やらないことを決めなければ、目的地は定まっていても無駄な寄り道をしてしまい、進行が遅れることがあるからです。重要なタスクを決めたら、それに伴ってやらないことも決定し、リストアップすると効果的です。

ぜひ、あなたの目標達成の参考になさってください。

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