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【ICCレポート vol.5】98期7回目「総合エクササイズ」

ICCコーチ養成スクール校長の野津です。
先日行われたICC コーチ養成スクールの7回目は“名物講座”と言われています。
何をするのかというと、 ICF(国際コーチング連盟)の標準フローに沿って、30分間のコーチングを参加者全員の前で行います。それに対して他の参加者や講師陣からフィードバックをもらうという正に“まな板の上の鯉”状態になる1日です。

この講座が最も自分の力になると、毎回再履修で参加する常連のベテランコーチもいます。
自分のコーチングのやり方が独善的になっていないかどうか、様々なコーチングスキルを使いこなせているかどうか、クライアントの目標や課題に戦略がマッチしているのかなど、たくさんの学びや気づきが得られます。

コーチングに対してフィードバックする側も、コーチのあり方やクライアント中心のコーチングになっているどうかを客観的に見ることができ、とても勉強になります。

フィードバックのチェックポイント

フィードバックにはたくさんのチェックポイントがあります。その一部を紹介しましょう。

【セットアップとゴール設定】
  • クライアントの 話したいテーマとゴールでスタートしている
  • ラポールを形成してから セッションをスタートしている
【関係性】
  • コーチが一貫して、コーチの役割になっている
  • クライアントに敬意を払っている、好奇心を示している
【聞き方】
  • クライアントが話しやすいようにうなづき、相槌、オウム返し等を行っている
  • クライアントのエネルギーの変化、非言語をよく聞いている
【質問】
  • 目標達成に必要な情報収集の質問をしている
  • 未来志向型の質問をしている
  • 気づきや思考を広げるための質問やフィードバックをしている
【成長を促進する】
  • 目標達成に向けた行動計画をクライアントが決めた
  • クライアントが主役になっている
  • クライアントの成長を承認している

これはフィードバック項目の一部です。
はじめての方には言葉が難しいかもしれませんが、「へぇーこんなにもいろんなポイントでチェックするんだ」ぐらいに思っていただければ大丈夫ですよ。

 

ICCコーチ養成スクールは、これまで21年間で99期まで開講しています。その間、カリキュラム変更が何度か行われてきましたが、この講座は第1期から続いている“名物講座”です。
コーチのあり方も磨かれますし、 コーチングのスキルアップにもなります。
コーチングを勉強してみたい方には、ぜひこの講座の醍醐味を味わっていただきたいですね。

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