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【ICCレポート vol.14】100期4回目「コーチングの構造にX-Y軸を加える」

ICCコーチ養成スクール校長の野津です。
前々回の講座で学んだ「コーチングの構造」。前回はそれに「ビジュアライズ」というスキルを加え、コーチングの会話ができるようにしました。
今回は仕上げでさらに「X-Y軸」という展開を加えていきます。

広がらない縦掘りの会話

コーチングが上手くいかない要因の一つに、「コーチが質問し、クライアントが答える。その答えにまたコーチが質問をする」この繰り返しで、クライアントの話を縦掘りだけしていることが挙げられます。
これを繰り返していても、クライアントは会話が楽しくはなく、コーチングにも広がりが出ないのです。

広げる横展開の会話

クライアントにとって重要なことを話してる時やもっと考えて欲しい時は、目標達成に必要なことを「他にもありませんか?」で横展開していきます。同じ質問に対して、答えを複数出してもらうことが狙いです。
私たちがやりがちなコミュニケーションへの思い込みは、「答えは一つしかない、最初の答えが一番良い」というものです。これでは、先細る上司部下間の会話のようです。

コーチングでは、会話を広げることで、クライアントの視点を変えます。クライアントが難しいと思っていることを会話しながら解決方法を気づかせていきます。この会話を「X-Y軸で展開する」と言います。

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