今回は、
コーチングを学んでいらっしゃる方の、
実際のお声をご紹介します。
Eさん(2児の父)
自分が子供の頃には
親が完璧に見えましたが、
自分が親になってみて、
知らないことがたくさんある
現実を知りました。
そんな中で何が正しいのか、
どうすればいいのかを
間違えることなく教えることは
不可能です。
ですが、コーチングを学び
間違えそのものが悪いのではなく、
間違えを恐れて
行動しないことこそが失敗だ
と知りました。
そこから息子たちを信じ、
「答えや能力は
息子たちの中にあるのだから、
自分で考えて、行動できる人に
育てよう」という大方針が
定まっていきました。
やりたいことがはっきりしたり、
困難に直面したりした息子たちに
「どうしたらできるか?」
ということを問いかけ、
一緒に考えて、一緒に解決していく
スタンスで関わっています。
長男が小学4年生の時、
所属していたラグビーチームの
キャプテンとして、試合の合間に
チームメンバーだけでの
作戦会議を主体的に開いて、
監督や指導者をびっくりさせていました。
後で聞くと、
チームの様子を考えて、
チームメンバーと話し合った方が
良いと考え実践したとのことです。
次男も所属していたラグビーや
バスケットボールの練習への
情熱が人一倍強く、
継続して努力をします。
1時間でも30分でも
時間を見つけると「練習してくる!」
「父さん、練習しよう!」といって
出かけます。
暑くても寒くても、
暗くなっていてもです。
加えて宿題など
やらないといけないことへの
取り組みが抜群に早いです。
自分なりに考え、
「これをしたいから、
先にこれをやっておこう。」
などといったことを自分で考え、
行動しています。
最近、よく「自己肯定感」
という言葉を耳にします。
「自己肯定感」とは、
そのままの自分を
「大切な存在である」「価値がある」
と前向きに受け止める
感情や感覚のことで、
何ができるか、何を持っているか、
人と比べて優れているかどうか
で自分を評価するのではなく、
そのままの自分を認める感覚です。
コーチングには3つの哲学があります。
- 答え/能力はその人自身にすでに備わっている。
- その人に気づきを引き起こす。
- その人の主体的な取組みをサポートする。
特に「答え/能力はその人自身に
すでに備わっている」とは、
コーチングする相手(クライアント)は
素晴らしい存在である
というスタンスなんです。
そんなスタンスで接し続けるからこそ、
相手の自己肯定感が育つのです。
絶対大丈夫
野津浩嗣