ビジュアライズとは
これからやろうとしていることを
イメージ化し、
心の中にビジョン(絵)を
描くことです。
未来(成功・達成)のイメージを
はっきり創造することによって、
行動に動機を持つことができます。
コーチがクライアントの目標を
より細かく、リアルに、楽しく
想像させる、広げる、
現場に立たせることを言います。
ビジュアライズには
いくつかスキルがありますが、
今日はその中で
「ディソシエート/アソシエート」を
ご紹介します。
◎ディソシエートとは
映画やテレビドラマを見るような状態で、
自分を外から客観的に見ることを
言います。
自分の視点が外側にある状態を
言います。
例えば「どんなものが見えますか?」
◎アソシエートは視点が内側にあります。
つまり、映画やテレビドラマの
ストーリーに自分が登場して
人や風景を見ている状態で、
感情すら体験できるのが
アソシエートです。
質問で言えば
「その場面で何が聞こえますか?」
「どんな匂いがしますか?」
アソシエートしたビジョンは
行動に直接結びつき、
力強さを与えますが、
クライアントを
いきなりアソシエートさせることは
難しいので、
ディソシエートの途中から
その画面に入っていくようにします。
人はイメージによって動きます。
そのイメージが細かな部分まで
具体的で、
はっきりしていればいるほど
動きやすくなります。
アメリカの心理学者
ハーツバーグ・フレデリックが唱えた
「動機付け要因論」にあるように
“達成”を作り出すための
イメージ化をします。
映像化してクライアントに
見せたり・体感させたり・
感情を表現させたりします。
これがビジュアライズの基本です。
そして、コーチとクライアントが
同じ絵を見ることが大切です。
しかし、ビギナーコーチが
陥りがちなのは、
コーチがクライアントに
映像を見せようとするあまり、
コーチが思い込みで見ているものが
クライアントの見ているものと
違うということです。
クライアントの描いている映像を
コーチが見るという意識が大切です。
絶対大丈夫
野津浩嗣