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【ICCレポート vol.1】98期6回目「オリエンテーション」

ICCコーチ養成スクール校長の野津です。
先週末土日に、ICCコーチ養成スクールの6回目の講座がありました。
今回は、オリエンテーションを19時間(9.5時間×2日間)学ぶ講座でした。

私自身、個人的にはオリエンテーションはきっちりやるほうです。
実は過去にプロコーチとして駆け出しのころ、オリエンテーションで大失敗をやったことがあります。
結論から言いますと、コーチングの合意が取れておらず、クライアントが思い描くコーチングとは違うものが提供されていました。
結果的には目標達成しませんでした・・・。

その時の反省も込めて、オリエンテーションについて解説していきます。

オリエンテーションとは

まず、オリエンテーションとは何なのか。
オリエンテーションは、コーチングをスタートさせる前に、コーチとクライアントがお互いのことを知る場・時間のことです。
1時間半から2時間ぐらいかけて行います。
実際のコーチングが始まる前に、オリエンテーションを行うことで、コーチングセッションの結果が劇的に変わってきます。

オリエンテーションで行うこと

では、実際にオリエンテーションではどんなことを行うのでしょうか。次の8点に取り組みます。

  1. 契約内容やルールの確認
  2. コーチングとは何であるかをコーチとクライアントで合意
  3. クライアントのバックグラウンド・プロフィールを知る
  4. 目標設定や優先順位を明確にする
  5. 戦略を話し合い
  6. クライアントの不安の取り除き
  7. コーチングセッションの説明
  8. 第1回セッションまでの行動・宿題を話し合う

オリエンテーションの注意事項

オリエンテーションを行う際には何点か注意しなければならないこともあります。

  1. 初回コーチングセッションの1週間前に実施する
  2. オリエンテーション1週間前には、クライアントからゴールリスト、個人プロフィール、SDリストなどの諸々のツールを返送してもらう。
  3. コーチは、クライアントの気持ちになって戦略を3つ以上立てて、オリエンテーションに臨む。オリエンテーション中に戦略の微調整が必要。

 

オリエンテーションで、コーチングに期待感とコミットメントを作り出すことが大切です。
事前の宿題にも取り組むことで、1回目のセッションに良い体験で戻って来られることでしょう。
そこから始まるコーチングは楽しいものになるはずです。

オリエンテーションは、コーチングセッションの成功、ひいては目標達成に大きく影響していく重要なものです。

少し長くなりましたので、今日はここまで。
本当は、途中度々出てきた「戦略」についても解説したかったのですが、それは次回お届けします。

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