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【ICCレポート vol.4】99期3回目「ビジュアライズ」

ICCコーチ養成スクール校長の野津です。
前回「フィードバック」について書きました。同じ日にフィードバックと同様に重要なスキル「ビジュアライズ」も4時間みっちりトレーニングしました。

※前回の『【ICCレポート vol.3】99期3回目「フィードバック」』

ビジュアライズとは

ビジュアライズとは、イメージを具体化して、心の中に絵(ビジョン)を描くことです。人の行動は、言葉によって描かれたイメージで起きます。イメージが細部まではっきりしているほど行動は促進されます。

コーチングで、クライアントが目標を達成した時のイメージを描く。
コーチの質問で、クライアントが達成イメージを口にしながら、明確になっていく。
コーチの質問は達成、成功のイメージを描きやすい質問であり、順番も重要です。

ビジュアライズのポイント

ビジュアライズの質問するポイントは2つです。

  1. クライアントの優位感覚に合った質問をする
    優位感覚とは人それぞれが情報を受け取る際に優先する感覚のことで、大きく分けて、視覚優位、聴覚優位、その他の感覚(嗅覚・触覚)優位があります。
    視覚優位:見える人・景色・表情・数字 など
    聴覚優位:聞こえる音・言葉・声・音楽 など
    嗅覚・触覚優位:匂い・空気・風・身体の感覚・気持ち など
    イメージしやすい優位感覚に合った質問をすることは、ビジュアライズする際に効果的です。
  2. 視座をある程度集める
    視座とは物事を見ている自分の立ち位置のことです。描いているビジョンは、どんな視座で見ているのか、コーチとクライアントが同じ絵を見るために視座をある程度集めます。
    達成した時に、
    ①真っ先に自分が見えるもの、感じていること・・・クライアント自身に起きていることを話してもらう
    ②その周りの人や情景・・・クライアントの周りの人や事柄を話してもらう
    ③周りの動きや空間・・・クライアントへの言葉や、その空間にある景色を話してもらう
    ある程度視座を固定して質問を広げていくとスムーズにイメージできます。

1と2を組み合わせて、ビジュアライズするといいでしょう。

達成イメージをはっきり想像することによって、そのモチベーションが上がります。そのため、ICCではかなり時間を取ってビジュアライズのトレーニングをしますので、ICC卒業生は得意な人が多いですよ。

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