マネジメント
江頭 武志さん

社長から「コーチングのセミナー行く？」と言われ、知識もないまま軽い気持ちで受講を開始しました。
初日の講座で、軽く返事したことをものすごく後悔しました。講師の話、出てくる単語が分からない、理解できない、意味が分からず、頭の中は「？」だらけでした。成果主義の会社で仕事を覚え、部下の成果、結果だけを見ていた自分には、コーチングのスタイルが理解できませんでした。会社からの受講料補助がなければ辞めていたかも（笑）。場違いとは思いながらも会社に何か持ち帰りたい、自分も変わるきっかけになるのではないかと思い受講しました。

管理職育成や中途採用者のフォローアップ面談をメインに、各営業所のマネジメントに活用しています。運送業で社員と接する時間が少ないので、コーチングの手法を活かし短時間のコミュニケーションで気持ちよく出発できる環境づくりを行っています。また事故防止のため運転技術以外の本人の強み、弱みに目を向け、再発防止策を一緒に考える教育を取り入れています。

部下の成果、結果だけしか見えていなかったのが、成長と変化を小さいものでも感じとれるようになれたことです。意識的に「コーチの視点」を心がけることにより、社員の小さな成果や取り組んだプロセスに目を向け共に喜び、次のステップを目指す環境を提供できるようになってきています。

社内でコーチングを広めていくことと、「あなたがコーチでよかった」と言ってくれるクライアントが1人でも増えるよう学び続けたいと思っています。コーチングを学ぶ→実践する→学ぶを繰り返すと、学び続けることの重要性に気づき、その経験は自分自身の財産になります。
難しくて当然、分からなくて当然です。それは今から学ぶことだから。『学ぼうとする生徒は、恥ずかしがってはいけない』という言葉を胸に、コーチングの探求者であり続けたいと思います。