《どうすればもっと、
子どもたちのもっている“可能性”を
伸ばしてあげることができるか、
そのために何ができるかと常に考えてきました。
(中略)
良いと思ったことはどんどん取り入れ、
結果が出ることは続けてきました》
これは、シニアデビュー戦となる
「USインターナショナルクラシック」に出場し、
断トツの成績で優勝した本田真凜選手(16)の
父親である竜一さんの著書
『本田家流子育てのヒント』(プレジデント社)
にある言葉です。
これはコーチングの理論と哲学にも
通ずるところがあるのではないでしょうか。
コーチングの理論として
まず忘れてはならないのが
「答えや能力は
クライアントに備わっている」
ということです。
それをいかにして引き出すか、
がコーチングにおいての鍵となります。
そのために大事なのは、
相手の可能性を「信じる」こと。
信じて「引き出す」ことができたら、
取り組みを「サポートする」ことが
コーチングの哲学です。
最初のステップ「信じる」は
具体的に言うと、
指導者が指導対象者を
「どう見ているか」です。
それによって相手の答えや能力を
引き出せるかどうかが
大きく変わってきます。
よって、まずは
「その人自身の個性を伸ばしてあげよう」
という見方で関わることが
大切なポイントになります。
親と子、上司と部下のコミュニケーションは、
全く違うように見えて実は似ています。
小手先のテクニックよりも、
まずは「あり方」が大事だということですね。
絶対大丈夫
野津浩嗣